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東海クラシック 2014トップ杯 [東海クラシック 2014]

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トップ杯 東海クラシック 2014
片山晋呉連覇で、中年の星3連勝なるか?

第45回トップ杯東海クラシックが、10月2日(木)から5日(日)まで愛知県みよし市黒笹町の三好カントリー倶楽部西コース(7315ヤード、パー72)で開催される。この大会は、昨年まで「コカ・コーラ東海クラシック」として開催されていたが、今年はコカ・コーラが冠からはずれ、地元名古屋で通信・OA機器関連事業を展開する株式会社トップがサポーターに加わった。主催が東海テレビ・ラジオであるのは、これまで通り。1970年の初回以来、ずっと中部地区きっての難コース、三好カントリー倶楽部で開催されている、由緒正しい大会だ。

三好は、選手の間でも特に難しいと評されている。距離もそこそこにあるが、各ホールをセパレートしている林や池がセカンドショットを難しくしているようだ。そして、砲台グリーンの周りに配されたバンカー(砂がやわらかめで目玉になりやすいらしい)や微妙なアンジュレーションをもつグリーン面が、選手を悩ませる。中継ホールの15番からは特に難しく、16番は「魔の16番」といわれ、これまで優勝争いに大きな影響を与えてきた。今年は、ここでどんなドラマが繰り広げられるのか・・・。

昨年、この三好を制したのは、片山晋呉プロ。富山聡、星野英正、両選手とのプレーオフを勝ち抜いてのことだ。片山選手は、2012年の大会でも優勝したH.W.リュー選手とプレーオフを闘っているので、この三好を相当得意にしていると見てよいだろう。片山プロは、前週の「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」でも最終日まで優勝争いに絡んでおり、ベストテンフィニッシュ(4打差の9位)を果たしていることから、今週の優勝の最有力候補と考えられる。ただし、椎間板ヘルニアから回復したばかりで、まだ体調に不安があるとのこと。腰の調子いかんというところだろう。もし、今回の「東海クラシック」で片山選手(41歳)が連覇を果たすと、トーナメント3週連続で40代の選手が優勝を果たすことになる。「ANAオープン」の宮本勝昌(42歳)、そして前週の藤田寛之(45歳)。今年は日本プロゴルフ選手権で46歳の手嶋多一選手も勝っているから、ベテランの活躍が目立つ年と言ってもいいだろう。
話はちょっと戻るが、宮本、藤田、二人の優勝は、なかなか感動的だった。特にずっと勝利から遠ざかっていた宮本選手が優勝を決めたとき、同じ「チーム芹沢」の兄貴分藤田選手が、自分が優勝したより悦びを表していたのには、同門の深い絆が感じられてこちらも目頭が熱くなってしまった。そして、藤田選手がすごいのは、次の週で自分が優勝してしまうところ。宮本さんはしっかり予選落ちしているのに。この辺が、宮本選手が藤田選手を尊敬する理由なんでしょうね。ただ、優勝した藤田選手が、今世界でこんなに40代の選手が優勝しているツアーはない、若手はもっとがんばってほしい、と言っていたように、二十代、三十代の選手がちょっと不甲斐ない。イキの良い若手の出現を是非見てみたいものだ。いつまでもおじさんたちばかりに優勝させておいては、ダメでしょう。




ということで、東海クラシックに話を戻すと、片山選手の体調如何というところもあるが、まずコースとの相性がよいと思われる歴代優勝者を見ておこう。
過去10年の優勝者一覧
2013年 片山晋呉(富山、星野とのプレーオフ)
2012年 H.W.リュー(片山とのプレーオフ)
2011年 斐相文 
2010年 松村道央(兼本貴司、藤田とのプレーオフ)
2009年 石川遼
2008年 武藤俊憲
2007年 C.ビジェガス
2006年 星野英正
2005年 Y.Eヤン
2004年 今井克宗
過去10年で複数回勝った選手は見あたらないが、歴代優勝者で昨年のプレーオフにも進出している星野選手なども、三好を得意にしているひとりと言ってよいだろう。

さらに、調子のよさという観点からすれば、最近の2試合、ANAオープン、ダイヤモンドカップで上位に来ている選手たちも優勝争いに顔を出してくることは間違いないだろう。中でもこのところずっと調子がよい(体調は悪そうだが)谷原秀人プロ、藤本佳則プロ、それからダイヤモンドカップで上がって来た宮里優作プロ(9位)、順位は22位だったが歴代優勝者という点から村松道央プロなども絡んできそう。同じくダイヤモンドカップで2位、3位に入ったS.K.ホや李京勲(イ・キョンフン)、そして実力者金亨成(キム・ヒョンソン)の韓国勢、これもずっと好調の中国の梁津萬(リャン・ウェンチョン)も侮れない。
こうしてみてくると、飛ばしや、パワープレーヤーといったタイプよりは、ドライバーをしっかりとフェアウェイに置き、グリーンを外したときにいろいろなアプローチの引き出しを持っていて、少々長めのパットでもしっかり打ち切れるといったタイプが三好に合っているように思う。そんなに大きな実力差がみあたらない現在の日本の男子トーナメントの中では、やはりその週の“かみ合わせ”というのが成否を握っているような気がする。そして、その“かみあわせ(流れと言ってもイイかも)”をうまく行かせるためには、けっしてあきらめずに粘り強くプレーをしていくことが大切になるだろう。

来週のTOSHIN GOLF TOURNAMENTを挟んで10月16日からはメジャー大会である「日本オープン」が控えている。高額賞金の大会が続く秋の陣は、マネーランキング上位の選手にとっても、シード権の境目にいる選手にとっても一発逆転のチャンスを含む大切な闘い。男子プロの豪快なショット、繊細な技、チャレンジングな精神を是非、たくさんみたいものである。

テレビ中継予定
2014年10月04日 13:30~15:00 Round 3 東海テレビ・FNN系一部ネット(ローカルLIVE)
2014年10月05日 16:05~17:35 Round 4 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット







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